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随想11 失われた10代。

郵便の配達事故に見舞われたようで、しばらく様子を伺ったり、調査サイトに申請を出したりしたが特に進捗がなく、結局こちらが損害を持つ形でもろもろ中断することになった。こういう事案に見舞われたのは郵便では初めてだったが、そういえば夏頃に購入品が届かないという事故に見舞われて、そのときは運送会社が保証してくれたのでよかったが、小さい配達にも配達記録をつけねばならないのか……と思うと嘆息する。勉強代になったといえば勉強代になったが、インフラの信頼性とか、自衛的な保証処置がなぜ必要なのかとか、コストを払っておくことがリスクの回避になるのだな、となんともしょぼくれた自覚を得るに至った。

 

そろそろ待機も終わるが、引きこもりには関係ないやということもなく、不調と不自由が重なると普段できていることのほとんどはできない。健康というのは本当に何物にも代えがたい。わずかな家の整頓やゴミ処理に多少の進捗が見られたが、一段落ついたと思ったところで部屋を見渡すと、まるで何も変化がないように見える。これは健康にも似たようなことが言えて、実際には数値上の変化があるはずだが、外観の変化がないとやりごたえやありがたみがなくなる。ダイエットや美貌に典型的に言えることだが、見えないからといってやっていないわけではない、と信じたい。

 

mol53について言及したところ、驚くべきことにその彼女らしい人からリプライがあり驚いた。だからというわけでもないが、何か書かねばな、という気持ちにさせられる。SUMMITといいDis4Uといい素晴らしいパフォーマンスで、凱旋で炎上していたのはまあ彼のキャラが逆に振れたらそういうこともあるかという感じだが、何ら彼の価値を毀損するものではない。Dis4Uのウィニングラップが素晴らしいが、単体で聞くようなものでもない気がするところがすすめにくい。何かを失った、あるいは中央から弾かれたと思われる人がそれでも戦う様は美しい。ただ外にいるのではなく、それで中央に戻ってきているからこその尊さである。また、先日脱走が素晴らしいと褒め称えたが、去年の北海道での戦極で対戦していたことを今更知った。脱走が勝利したが、プロップスの若返り、という感じもした。これは最近呂布カルマが負けがちなのと同期した現象という気もする。UMB2022の映像を早く見(返し)たい。

 

リコリス・リコイルとぼっち・ざ・ろっくをそれぞれ二話ほど見た。リコリコは王道だな、と思った。ぼざろは、ホーリーランドけいおんだな、と思ってみた。意匠が令和的だが、「物語から遠く離れて」的な気持ちになる。しみじみと、あるタイプの物語の核心は、常に15歳前後にあるものだ、と感じさせられた。今も昔もずっと、このことは変わらない。これらを見ていて思うのは、こんな10代なかったんだが、ということだ。多分。

 

もう夜だが、ようやく意識を取り戻してきたので、もう少し働きたい。