ym

随想13 まとまらない荷物。

毎日書いているつもりだったが、あまり厳密に考えずに毎日っぽくすればいいや程度の発想でいたので、割としっかり続いているが、と同時にどうも一日くらい飛ばしている面もあるようで、こうなれば一日二回くらい更新してやろうかと思ったところ、一日二回更新をすでにしているようだった。とにかく精神的に途切れさせないということが大事である。

 

年末は東京で仕事をして納めようとも思ったが結局帰省をすることにし、どうせ帰省するならと撮影機材や同人誌も含めた様々な本を持ち帰ろうと試みたものの、結局ものを絞り切ることができないまま出立時間に近づき、ろくに立てられなかった予定ならぬ予定を反故にするような形の荷物で新幹線に飛び乗ることになる。新幹線に乗っているときはビールが捗る。

 

ここに来る直前に水声社などの新刊をたくさん買ったのでそれを持っていこうかとも思ったし、じっくり読めていなかった文フリなどの同人誌を持ち帰ろうと思ったが、キャリーに機材を詰めていたら入らなくなってしまった。遠出するときのカバンだったり荷物構成だったりは固定・確定させた方がいいはずだが全く確定しない。今日に関してはほとんど使っていなかったカメラ用の機材キャリーをせっかくだからとつかい、とはいえたくさんカメラを持っていくなどということはなく、半分くらいを着替えなどを詰めたりしたわけだが、それにしても上手くいかなかった。まったく改善する気がしない。先取りした話になるが、α9を持って帰ってきたのに、使っているカメラはGRⅢばかりというのも虚しい。いや虚しくはないか。GRⅢが素晴らしく便利なだけ。

 

ただ、せっかくだからと思って森山大道の本を持ち帰ろうかと思った。写真集ではなくエッセイ集のような本を五冊くらい紙で持っていて、あまりまともに読んでいなかったのだが、出立の直前に何冊か目を通してみたら、あまりにも興味深いことを言っていて、全て持ち帰ろうかと思ったほどだった。全ては持ち帰れないが一冊だけ持ち出すことに成功したので、読書の記録を投稿するかもしれない。物語ではなく記録であること、写真と詩の類似性など、たいへん興味深いことを言っていた。