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随想22 無題

骨格のない修辞で人を攻撃している人がいるが、修辞というのは防御的であるべきなのであって、攻撃的に使うのは悪徳だと思う。そういうことをした人は、僕にとっては永遠の軽蔑表に登録される。

 

小さい頃から表層的な正義を押し付けてくるやつは嫌いだったが、なぜかというと、ただ薄っぺらいからではなくて、後ろに別な目的を隠していることが強く臭っていたからだった。こういうことをしているやつが「リアリスト」を生み出し、「リアリスト」を批判する土壌が強まる一方で、「リアリスト」は修辞的な人間を幼児的だと罵る、二元論的な世界観が強まっていく。このことをずっと批判したいと思い、そのような活動も多少はしてきたが、何もわかっていないか、わかっていないふりをしている狡猾ばかりで、ただただ嫌になるばかりだ。せめて好きな人たちにはそうでないように在ってほしい。

 

別に正しくあれと言いたいわけではない。ださいことをするなと言いたいわけでもない。わかりにくい。俺は何がいいたいんだろう、と考えた結果、自分自身のものではない弱さを運用しているやつが嫌い、ということに至った。